“気の力”すなわち「気功」は、今や西洋医学でも認められています。「気功」は、人類がもともともっている「自然治癒力」の一つと考えられています。他者の治癒力を高めることのできる能力者が「気功師」です。古代からさまざまな部族などに“ヒーラー”と呼ばれる者がいました。近代医学は、これらを“祈祷師”と蔑視し、ただの“迷信”の一言で斬って捨てました。しかし最近の数多くの先進的研究は「気功」の効果を立証しています。「気功師」の療法が、実際に数多くの病気やガンなどの病気の悩みを解消しています。つまり体験科学を、現代科学が追認しています。「気功」研究には、いまや政府、国立大学なども参加しています。
350キロメートル離れて「電気伝導量」が同調
ある人の奇跡を目のあたりにして、科学者たちは真剣に「遠隔気功」に注目しました。東京から350キロメートル離れた仙台に気功師が気を送って実験をしました。当然、被験者には何時に「気を送る」ということは、知らせていません。「気功師」が350キロも離れた地点から気を送った結果、被験者の電気伝導量が大きく変化したことに驚きました。丹田(下腹部のあたり)の刺激は、呼吸器、循環器、自律神経・・・・などを活性化させるといわれています。つまり「遠隔気功の効果が立証された」のです。
送り手、受け手の脳波が一致
科学技術庁(現、文部科学省)と東工大による「遠隔気功」の実験が行われました。東京の「気功師」が、世田谷区の東工大・体育館にいる被験者(63歳)に「送気」した結果は、リラックスしたときに現れるα(アルファ)波の変動を測定できました。当然、「気功師」がいつ「送気」したか被験者はまったく知りません。「送気」すると送り手、受け手ともに、みごとにα(アルファ)波は上昇し、中断すると下降していました。これは、偶然ではまったく起こり得ない変化でした。 「遠隔から送気が確実に受け手に届いたことを実証する」(科学技術庁)。さらに、東工大の樋口教授の実験では、不安、怒りの時に分泌されるノルアドレナリンやストレス指標のコルチゾールなどの神経ホルモンが「遠隔気功」で明らかに減少しました。「送気」で受け手のストレスが緩和されたのです。
地球の裏側でも・・・・!距離は無関係
「遠隔気功」は、距離をいっさい問題にしません。だから350キロどころか、地球の裏側でも可能…と聞いて、あなたは絶句するかもしれません。
そもそも「気」の真実の実態自体が、まだ解明されていません。しかし、「科学で解明されないものは“存在”しない」と言ったら“非科学的”である…ことは、あなたもわかるはずです。この未知の分野に、果敢に挑んだ研究者たちに拍手を送りたい。病気とは「気」が「病む」…と書きます。これが、すべて本質を表します。「気」とは、あらゆる生命を育む大自然の「意志」だと思えてなりません。古来、人は、それを「神」の恩寵、あるいは「仏」の慈悲…と呼びました。遠距離の「送気」とは、つまりは、愛する者の無事を念ずる「祈り」に通じはしまいか…。