気功の基本の基本ともいえる瞑想法をご紹介します。この気功の瞑想法の目的は、気のパワーを溜めることにあります。瞑想により乾電池を充電するように、生命力(自分本来の気)が増してきます。そして生命力が増して自然治癒力がアップしますので、病気などの予防、また病気の治癒力も増してきます。
気功の瞑想にはいくつかの方法があり、座って行うのが座禅、立って行うのが立禅(りつぜん)または站とう功(たんとうこう)、そして、動きながら行うのが動禅です。今回はそのなかでも、気功でもっとも特徴的で、効果が感じられるといわれる立禅、站とう功を紹介します。
立禅(站とう功)について
気のパワーを溜めて、心身を充電できます。精神から肉体までの万病に効く錬功です。自分も気に出会った20年前に、初めて試したのがこの立禅、站とう功でした。そのとき自分はこの立禅、站とう功で素晴らしい経験をしたお陰で気にのめり込みました。ある気功の大家も、この立禅しか教えてなく、気功は立禅だけで気功の真髄がわかるとも言われています。この立禅・站とう功は簡単そうで、とても奥が深い錬功です。
気功の瞑想法・立禅(站とう功)の方法
肩幅くらいに足を開き、つま先を平行にして立ちます。
次に、膝(ひざ)を軽く曲げて、少し前傾姿勢になります。
そして両手を開いて胸の高さまで上げて、大木を抱えるように円を作ります。左右の手の指先はくっつけず、10~20cmほど離します。肩はリラックスさせ、肛門は引き締め、おなかを軽くへこませます。
呼吸は鼻からの自然呼吸をします。何も考えずに、意識をボーッとさせて行います。(意識を眉間に集中、ただ呆然と眉間から正面をみるような感覚がいいみたいです)
しばらくすると、開いた両腕の中で気の玉を感じるようになってきます。また手と手の間に、磁石の反発間のような気の圧力を感じるようになります。
そうしたら、その感覚に意識を集中し、そのまま20~30分立つことで、気の存在感はどんどんと強くなります。
最後に集まった気を丹田(下腹)に収めます。(収功といい、気功で集めた気を丹田に溜めて内気に変えます)
それはリラックスしてフワリと立つというだけです。頭頂は天に引っ張られて、下半身は地に引っ張られている感じ。天地にひっぱられて立たされているという感じです。気功の基本的な健康術で快適にライフスタイルをお過ごしください