医療と健康

薬には治す力がない!

少々、過激な表現かもしれませんが、薬は病気を治すことはできません。また医者も治すことはできません。治すことのできるのは、唯一あなた自身の体の中の自然治癒力だけです。しかし世の中では、自分の自然治癒力よりも薬に対して絶対的信頼を持つ人がいます。自然治癒力には、怖いと言われる副作用などないのに…。薬には皆さんご存知の副作用があります。その副作用は病気よりも怖いとも言われています。それほど危険ではない治療法で、十分な効果があげられる病気に対しても、無数の新薬が開発されて患者に投与されると聞きます。

薬には治す力がない!

高血圧の人がよく服用する降圧剤なんかは、副作用の多い薬ですが、本当は薬なんかに頼らずに食事療法、生活習慣などを改善していけば問題ないはずです。医者は「降圧剤の服用が高血圧に不可欠な治療法」と説き、患者にそう信じ込ませるばかりで、副作用についての警告は十分に行いません。降圧剤の副作用は、発疹、じんましん、光線過敏症、めまい、虚弱、筋肉痙攣、血液の炎症、刺すような皮膚の痛み、関節炎、精神障害、意識障害、集中力の欠如、ひきつけ、吐き気、性欲減退、性的不能…などがあげられます。ある研究では、高血圧の患者の多くは、降圧剤に頼るよりもリラクゼーション、食事療法、生活習慣の改善などを選んだ方がより効果的に血圧を下げると報告されています。こうした方法は薬を使うより効果的であり、しかも安全に血圧を下げることができます。本来患者は危険のある降圧剤を飲んでまで、無理に血圧を下げる必要もありません。ここでは高血圧を例に取りましたが、他の病気においても薬ではなく自然療法で完治できます。

死因の第一位は「医師による治療」

これはアメリカの統計によるものですが、多いと言われる心臓病死、ガン死を抜いて死因第一位が医者の治療に起因する死亡です。
ちなみにアメリカの医学部の学生たちが薬理学の授業で最初に教えられることは「すべての薬は有毒である」という教えだそうです(ただ誤解がないように、薬を使用すべきときもあることを記しておきます)。
ジョエル・ファーマン医学博士は、次のように述べています。「薬の発明はこの世の最大の悲劇である。医者のしている事は、そもそも病気を引き起こしてしまったライフスタイルに対して継続の許可を与えているようなものだ」言葉を言い換えれば「さあ、これが高血圧を隠してくれますから、これまでしてきたことを続けていても大丈夫ですよ」と言っているものも同然です。ただし、心臓発作で亡くなるまでは・・・になってしまいます。

薬漬け医療は治療の悪循環

多くの病院で行われている薬漬け医療のひとつを例にあげましょう。これはある医師から聞いたことですが、70歳の老婦人が健康診断で血圧の高いことがわかりました。しかし簡易血圧計を買って自宅で計ってみると、血圧は高くないのです。念のために、病院で診察を受けるとやはり高い数値を示します。血液検査の結果、コレステロールが少々高いことも判明して、担当医に血圧を下げる薬とコレステロールを下げる薬を処方されました。しばらく内服していると、二つの薬の副作用で頭痛とめまいが起こるようになりました。それを伝えると、担当の医師は、薬を止めたり減らしたり変えることをせず、頭痛の薬とめまいの薬を追加して処方しました。しばらくすると、今度は頭痛の薬の副作用で胃潰瘍が併発したので、胃潰瘍の薬まで飲むはめになってしまいました。

薬には治す力がない!

さて、この老婦人の血圧ですが、家で計ると正常で、病院では高くなります。これは、医師や看護婦の前だと緊張して血圧があがってしまう白衣高血圧という症状で、本来なら血圧の薬は不要なのです。さらに70歳という年齢でコレステロールが少々高いぐらいなら、体に他の部分に負担をかける薬を投与してまで下げる必要はないそうです。言ってみれば、病院で計った血圧が高かったために、この人は薬を原因とする頭痛とめまい、胃潰瘍を「わずらわされてしまった」ことになります。本当は治療の必要がない健康状態だったのにもかかわらず、薬漬け医療の犠牲となって病人にされてしまったわけです。このような例は日本の医療現場では日常茶飯事と言っていいでしょう。せっかく病気という自然の警告が自分にきたのに、薬は自然の警告のシステムを働かなくし、病気の根源原因である誤った生活習慣を続けるように仕向けてしまうものです。薬により人々が本当に健康になり、病気が減っていくのであればいいのですが、そうでなければ一度真剣に薬を考えていく必要があります。やはり副作用のない代替医療(気功も含みます)も今後の治療のひとつに取り入れたほうがよさそうです。

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