風邪をひいたらお風呂には入りますか?風邪をひいたらお風呂には入らないというのが一般的ではないでしょうか?実は若い頃から自分は風邪をひいたらお風呂にゆっくり入っていました。今は風邪とは無縁の生活をしていますが、若い頃は「風邪かな?」と思ったらお風呂にゆっくり入ってすぐ寝るということを実践していました。どうしてそのような行動をとっていたかは忘れましたが、親に言われたわけではありません。ただ、これが自分にとっては当たり前の行動でした。
先日、自分のこの行動が正解だという本に出会いましたのでご紹介します。それは「体温を上げると健康になる」 齋藤真嗣著。第一線で活躍中の医師たちが絶賛する本で、米国ニューヨークでクリニックを開設されているアンチエイジング専門医の齋藤医師の書かれたベストセラー本です。齋藤さんは一介の医者ながらビル・ゲイツ、ビル・クリントン、ベッカム、アレックス・ロドリゲスらと親交がある不思議な人です。
その本で体温が一度下がると、免疫力が30%も低くなると警告しています。免疫力が低下すると、バイ菌やウィルスから体を守れなかったり、免疫の誤動作によって自分自身の免疫が自分の体組織を破壊して病気を引き起こすといいます。逆に体温が一度上昇すると免疫力は、なんと500~600%アップするそうです。ですから風邪をひいたときに発熱するのも、体温を上げて免疫力を高めようとする、体の防衛反応だと齋藤さんは述べられています。だから風邪をひきはじめたらお風呂に入り体温を上げてやることがいいと言われます。風邪のひきはじめにお風呂に入り、免疫システムがウィルスと戦いやすい環境を外から整えてあげることで、風邪が早く治るというわけです。ですから齋藤先生は「風邪をひいたかな?」と感じたら、お風呂にゆっくりとつかり、いつもよりしっかりと体を温めるようにしてくださいと言われます。そして顔が少しほてるくらいに温まったら、湯冷めしないように温かい恰好で充分な睡眠をとるように進めています。
自分が若い頃に「風邪かな?」と思った時の行動と齋藤先生の言われることがまったく同じで驚きました。皆さんも「風邪かな?」と感じたときは一度、お試しください。ただし、あくまでも自己責任でお願いします。 「風邪かな?」というときに解熱剤を使うのはよくないですね。せっかく体温を上げて免疫力を上げようとしているのにそれを悪い行為になります。風邪をひきかけたら、すぐに風邪薬を飲まれる人がいますが、かえって体によくないのでやめてほしいです。発熱は体の防衛反応だということを知ってください。では正しい知識を得て健康で楽しい人生を送りましょう。体温と免疫力の関係に興味がある人は是非「体温を上げると健康になる」を読んでみてください。
お勧めの本
「体温を上げると健康になる」 齋藤 真嗣