「老人は寝たきりにさせるな!」少々、乱暴なタイトルですいません。実はショッキングなことを聞きましたので書かせてもらいます。日本には寝たきり老人の方が多いのは有名です。今の日本は老人の方の介護が深刻な問題になっています。ところが、国が違うとどうも違うらしいのです。北欧には寝たきり老人はいないのだそうです?では北欧では老人はいないのか?そんなわけはありません。もちろん老人の方は多くおみえになられます。
実は北欧は老人介護がまったく違うそうです。北欧では日本のように寝たきりに絶対させないようです。まずは起き上がる訓練をします。起き上がれば、今度は立ち上がる訓練。立ったら歩かせる!伝い歩きでもトイレには自力で行かせるようにするそうです。安易には車椅子に頼らせないそうです。そして歩行訓練をして、徐々に歩く距離を伸ばすそうです。こうして最後は自宅に帰らせるということです。
寝かせるほど実はどんどん弱らせていくそうです。よく病院に入院すると急に悪くなると聞いたことありませんか?自分は相談でよくこれを耳にします。あるデーターで病院に入ると一日に2%の体力が落ちるといいます。普通の人なら1年で落ちる分が、たった一日で落ちてしまうというのです。結果として寝たきりにされてしまいます。高齢の人なら1日で一年分老化すると言われます。なんと10日間の入院で10年分の体力を失い老化する計算になります。だから日本の完全介護は最悪介護となります。日本の医療は根本から間違っているとしか言いようがありません。寝たきり医療ほど残酷なことはありません。
実は以前にアメリカの人に「欧米では手術した翌日から歩かせる」と聞いたことがあり、その荒っぽさに驚いていました。しかし、それは寝かせきりの怖さを欧米の医学は気づいていたのですね。ちなみに欧米では寝たきり老人は日本の5分の1ぐらいだそうです。しかし、なんかこの話を聞いて驚きませんか?病人は絶対安静だったのが、どうも違っているみたいですね。寝させるよりは歩かせて運動した方がいいみたいです。日本の老人介護も考え直したほうが良いようですね。