よく不登校児の方の気功を頼まれます。今、学校に行けない子、行かない子など、不登校児が増えています。社会では不登校児を落ちこぼれと判断しますが…自分はそうではないと思います。自分が思うには子供が学校に行かないのは、その子たちが悪いのではなく他に問題があるのではないかと・・・。つまり学校に行かない彼ら自身に問題があるのではなく、彼らを不登校に追い込んだ今の学校環境や教育システムに問題があるのではないのかと思います。
少年による凶悪犯罪の増加や学力低下など教育現場の荒廃が進んでいます。授業中に携帯電話をする子、先生が一生懸命に授業をしていても無視して友達と話している子、授業中なのに教室を走り回っている子…。あげればきりがありません。自分は両親、兄弟がすべて教師という教師一家に育ちましたので、あまり教育について批判的なことは言いたくないですが、今は従来の教育が崩壊してしまっている気がします。
不登校児は今の受験教育中心の学校、そしてそれを求めている社会のゆがみから生み出されているのではないでしょうか。子供達は、そういった状態を敏感に感じ取って学校に行けなくなっているのではないかと感じます。むしろまともな感性であるから、今の学校に行けなくなった。学校についていけなくなったのではないでしょうか?そしてそんな学校だから彼らは自分から見切ったのではないでしょうか?ですから「学校へ行かない」道を選んだ子は優れた子供たちではないかと思います。
今、学校に通われている子たちが優れていないと言っているのではありません。もちろん学校にしっかり通っている子たちも優れています。学校教育から脱落して落ちこぼれというレッテルを張られた子たちが、自分の知り合いにも多くいますが、今は社会に出て立派に生きています。その子たちは、普通の子より素晴らしい人生を歩んでいます。そしてそのような子供たちに共通して言えることは、親も今の学校なら行かなくて良いと、学校に行きたくない子供に賛同したことです。(もちろん不登校の理由にもよりますが)「子供が学校に行きたくないなら、それで良しと認めた親たちです」世間の目、一般常識を気にして何とか行かせようとする親が多い中で変わった親だと言えます。しかしそんな変わった親の中で育った不登校児は、素晴らしい人生を歩んでいます。今の過酷な受験戦争を勝ち抜くのも悪くないとは思いますが、時代はどんどん変化してきています。違った生き方を子供が選ぶのもこれからはありですね。