世界一葬儀費用が掛かるのが日本というのはご存知でしたか?
日本の平均は231万円。イギリスは12万円、韓国は37万円、そしてアメリカはというと44万円だそうです。ダントツのトップですね。
葬儀費用をたくさん使えば使うほど成仏できるのでしょうか?それは違うということは理解できますよね。 戒名にいくら?戒名がないと成仏できない?華やかな祭壇にいくら?生花も豪華にしていくら?葬式となるとあまりケチりたくない?しかし葬式とはなんなのでしょう。
葬式は法的に義務ではないのはご存知でしたか?ほとんどの人は葬式の知識がありません。そして葬式は突然やってきます。すべて葬祭業者に任せてしまいます。だから葬祭業者の言いなりに、お金を掛けるのがふつうになります。
しかし、それで亡くなった人は喜ぶのでしょうか?それで本当に亡くなった人を弔ったことになるのでしょうか?
今、実はシンプルな葬式が増えています。急速に葬式の形が変わりつつあります。直葬(ちょくそう)というものです。それは亡くなった後、いったん自宅に安置し、近親者だけで通夜を行い、その後、遺体を直接火葬場に運び、やはり近親者だけで見送って、それで終わりにするやり方です。なかには自宅に入れないで一時的な安置場所から直接火葬場に運ぶ見送り方をされる方もみえるようです。(火葬までに24時間以上は必要)この直葬は、もともとは亡くなっても身元がはっきりしない人や生活が厳しくて十分な葬式代が出せない人のためのものだったそうです。しかし、今では一般の人にも利用されるようになり、現在東京では20%以上の人たちが直葬だと言われています。地方ではまだまだ少ないようですが、じきに増えてくるような感じです。これからはこのようなシンプルな葬式が流行りそうですね。 もう一度、この機会に葬式を考えたいものです。