今、世界中で貧困で苦しむ人たちがたくさんいます。たとえば、1日1ドル以下というわずかなお金で生きている人が約12億人(日本の人口の10倍)も存在するといわれています。私たちはその貧困に苦しむ人たちをどう援助すればいいか?どうすれば貧困をなくすことができるのか?誰でもそれらを目にすると心痛み、どうすればいいか考えてしまいます。しかし、それらは非常に難しいことだと思います。私たちは、何をすればいいのか?ところがある偉人がその問題にたいして明確に答えられたものに、あるとき出会うことができて、自分は感動しましたので、以下に記します。
『あなたが貧困で苦しむ恵まれない人々に豊かな生活のイメージを抱いてもらうことが大切なのです。困っている人々を見捨てるわけではありません。貧困をなくすためには、恵まれない人々のことを考える富裕層が増えるのではなく、貧困層の中から必ず豊かになろうと決心する人の数が増えることが重要なのです。恵まれない人々に必要なのは施しではなく、励ましです。慈善事業にできることは、惨めな状態のままで生きるためにパンを施したり、1,2時間の娯楽を与えて、いやなことを忘れさせることだけです。けれども「励まし」があれば、苦しい生活から脱出することができます。恵まれない人々を助けたいと思うなら、まずあなたが豊かになってみせ、彼らも豊かになれるということを示してください』
自分も世界の貧困をみていて、自分には何ができるのだろうと悩んだ時期もありました。そんなときに、このメッセージに出会い自分は非常に救われた記憶があります。たしかにすべての環境は、自分の成長のために存在します。どのような環境に生まれ、どう育っても、自らを高めようと心に決めるなら、環境は必ず変えることができます。すべてに人間に無限の力が備わっています。人間は成長するためにつくられています。そして、人間をとりまくものは、すべてその成長を助けるために存在します。貧しさとて、偉大な人間のになるための妨げにはなりません。なぜなら、貧しさは、どんな場合にも克服できるからです。人間のもつ無限の力は皆、同じはずです。先ずは自分が無限のものとなるよう努力して行きたいと思います。自分が救われたものとなっていなければ、人のために何かをするなんて無理ですからね。すべてはそれからだと感じました。