人はいつか死にます。その人が生まれてから死ぬまでの時間は人によって違います。長命の人も短命の人もいます。中には年端もいかないうちに命を落とす人もいます。そして短命の人は不幸せかというと、自分はそうではないと思います。短かったかもしれませんが、尊い魂はきちんと短い人生を凝縮した形で生きて役割を終えたと思います。
子供に先立たれた親御さんは、想像ができないぐらいの深い悲しみと、奈落の底に突き落とされた辛さを味わいます。周りの人間は何も声をかけられる状態ではないでしょう。時には後を追いたくなることすらあるかもしれません。
しかしおもいっきり悲しんだ後は、その子供に感謝しましょう。短い時間だったかもしれませんが、神様からの素晴らしい贈り物だったのです。人の死に触れて人生を考えさせてくれます。子供は何らかの役割を終えて故郷に帰ったのです。私たちは死から命の大切さ、愛の尊さなどをいろいろ学んでいるのです。あまりにもその人の死を悲しみ続けていれば、その人の人生そのものが可哀想なものになってしまいます。
死は存在しません。死は魂が肉体から離れただけのものです。だから死を怖れなくてもいいのです。誰にでも死は必ず訪れます。誰もがこの世に産まれてきてから死に向かって生きていますそれを中には怖がる人がいるかもしれませんが、本当は怖れる必要はありません。なぜかというと自分たちに死はないのです。肉体からは去るかもしれませんが、魂は永遠です。本当は死なんかないのだとわかったら、生き方が変わりませんか?ですから老いることは悲しいことではないのです。
今は高齢化社会になり寿命が延びています。中にはチューブで食べものを胃に流し込んで、一分、一秒、長生きさせることが大切という考え方をする人がいるのですが、はたしてそれが正しいのでしょうか?無理やり命を延ばすことには疑問を感じます。それは家族たちの自己満足にしか過ぎないと思います。命は尊いものですから、決して粗末にしろといっているのではありません。人をむやみやたらと長生きさせる必要はないと思うだけです。
実は人が死ぬときは、今生における目的を果たしてその肉体で学習を終えた時です。この肉体を卒業して、また新しい人生が始まるのです。本当はおめでたいことなのです。だって学校を卒業するとお祝いしますよね死は単なる卒業なのです。輪廻転生を知れば、死を前向きに捉えることができると思います。ただ輪廻転生を信じない人に無理やり押し付けるつもりはありません。死に関しては、いろいろな意見があるでしょうね。皆さんはどんな考え方をお持ちですか?