スピリチュアリティ

マハーサマーディという死に方

マハーサマーディをご存知ですか?
理想の死に方の一つに挙げられるのが、マハーサマーディです。マハーサマーディとは、自分の死期を知ると、瞑想に入って、そのまま亡くなるというものです。ヒンドゥー教の僧侶、仏教の僧侶、またオーストラリアの先住民のアボリジニなども、このような死に方をされるみたいです。
 
現代社会では、ほとんどの人が病院の集中治療室で、身体中に沢山の管に繋がれて(これは俗にスパゲティと言われる状態です)、モルヒネによって意識がもうろうとした状態で死んでいきます。少々、悲しい死に方のような気がします。
 
ヒンドゥー教の僧侶などはしっかりと意識を持って至福のうちに世を去ると言われています。尊厳のある死に方かもしれません。現代人の多くの死に方とはえらい違う死に方です。前にブログ(シンクロを呼ぶ遠隔ヒーリング)でも紹介しましたが、アップル社の創業者の一人、スティーブ・ジョブズ氏が愛読書にされていたヨガで有名なパラマハンサ・ヨガナンダ氏。
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このパラマハンサ・ヨガナンダ氏のマハーサマーディでの死は有名です。彼はアメリカの一流ホテルにおいてマハーサマーディで肉体から離脱されました。1952年3月7日、パラマハンサ・ヨカナンダ(1893~1952)は、ロサンゼルスのビルト・モア・ホテルにおいて、駐米インド大使ビナイ・R・セン氏のためにディナーパーティーを催しました。ディナーが終わり、ヨカナンダ氏が挨拶を始めると、会場は一瞬すさまじい驚きのためにどよめいたそうです。なんとヨガナンダ氏は、『自分は今から死ぬ』という挨拶をされたのです。誰でも驚きますよね。半信半疑の大半の客を尻目に、ヨカナンダ氏は伝統にのっとった様式で瞑想に入り、そして至福のうちに肉体を離脱したそうです。
また、ヨカナンダ氏の遺体は死後20日に及んでも腐らなかったと言われています。これも普通では考えられません。
 
1977年にインド政府は、パラマハンサ・ヨガナンダのマハーサマーディ25周年の記念切手を発行しました。
実はヨカナンダ氏の師、そしてまたその師もマハーサマーディで亡くなられています。
ヨガナンダの師はスワミ・スリ・ユクテスワ(1855~1936)
そしてそのユクテスワの師はラヒリ・マハサヤ(1826~1895)

そして自分が一番憧れる死に方はマハーサマーディで肉体の消滅まで行う究極のマハーサマーディです。自分の霊性をとても高めることにより肉体まで消し去るという死に方です。
肉体までも残さないで、この世から去ってこそ、最高の去り方ではありませんか?
最高の死に方だと思います。これこそ、理想的な死に方です。
 
世の中で、この理想的な死に方をしている人は何人いるでしょうか?
死に方にもいろいろありそうですなかなか死に方を考える人は少ないかもしれません。まして、今のほとんどの人は死に恐怖を抱いています。確かに死は恐いもの、得体の知れないものかもしれません。しかし、死は確実にきます。必ず死は来るのに、死を忘れようとしている人がほとんどです。
 
いつかは来るだろう死と、真剣に向き合う必要があるとは思いませんか?
それが人生をより豊かに生きられる方法のような気がしますこの機会に死について真剣に考えてみませんか?

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