マクロビオティックの食事法を利用したレストランが徐々に増えてきています。マクロビオティックを提唱したのは日本の食養指導家であり思想家である桜沢如一氏(明治26年~昭和41年)です。結核で患っていたのを、東洋医学の陰陽論を基本として食事法によって回復させたのをきっかけに、日本の伝統食であった玄米正食を「マクロビオティック(マクロビ)」として体系化されました。そして、それは日本だけにとどまらず、生活法やものの考え方、思想、世界観までも含む食養法で、とくに海外で広く支持されました。桜沢氏は海外では「ジョージ・オーサワ」という名前で親しまれており、日本より海外で人気を博すようになったそうです。この考え方を受け継いで今、マクロビオティックで大活躍されているのが久司道夫氏です。現在はアメリカではマクロビオティックはセレブ達の選んだ食事法として脚光を浴びています。ニコール・キッドマンやトム・クルーズ、そしてマドンナが実践していることは有名です。政治家や学者にも信奉者が多くヨーロッパでも盛んです。高級ホテル「リッツ・カールトン」世界30か国以上にあるすべてのホテルに、このマクロビオティックを導入したのは話題になりました。その関係で日本でも健康や美容に敏感な人たちは盛んに取り上げ始めました。自分たち家族も10年ほど前から興味を持ってマクロビオティックを勉強しました。妻は現在、マクロビオティックの調理資格を持っています。マクロビオティックは食事だけでなく思想まで大きく関わってきています。その代表的なものをご紹介します。
マクロビオティック「9つの基本精神」
1.宇宙は秩序を無条件に受け入れる
2.教条主義を捨てる(なにものにも盲信しない)
3.自分自身の主人になる
4.自分が無知であることを知る
5.私たちは私たちが食べるものである
6.困難に感謝しよう
7.敵は最上の友である
8.はじまりは終わりであり、終わりがはじまりとなる。
9.一粒万倍(いちりゅうまんばい)
※一粒万倍とは、宇宙と自然は、一から二、二から三というように、常に「多」を生みつづけています。絶え間ない分化と集合とが、宇宙の秩序なのです。一粒の種は数百の種を生み、数百の種は数万の種を、数万の種は数百万の種を生むというように、これこそが地球の自然の恵み、大地のエネルギーの最たるものでしょう。
マクロビオティックは皆さんに健康になるための食事法を提案しているだけではなく、精神に基づく生き方、すなわち大きな宇宙観に基づく生き方を教えています。世の中ではほとんどが健康になる食事法だけを教えて、生き方、考え方を教えているものは少ないと思います。マクロビオティックの食事法に興味がないにしても宇宙観に基づく生き方、考え方などは参考にされたらいかがでしょうか?遠隔気功を頼まれる人で、このマクロビオティックを実践されている人が多くみえます。今までにお手伝いした結果をみるとマクロビオティックと遠隔気功はとても相性がいいみたいです。体調不良の改善にマクロビオティックを取り入れている方に、遠隔気功も取り入れていただけるとより早く嬉しい結果になるかもしれません。一度、遠隔気功研究所の遠隔気功もお試しください。